導入する前に知っておきたい!人工芝のメリット&デメリットを解説

導入する前に知っておきたい!人工芝のメリット&デメリットを解説

庭づくりを考えた時、どうしても頭を悩ませるのが手入れの手間ではないでしょうか。天然芝の庭には憧れるけど、草むしりや水やりなどを考えると、人工芝の方がよさそうだと考える人が多くいるかもしれません。ところが人工芝にもデメリットはあり、そのためメリットとデメリットの両方を知った上でどちらを導入するのか決めるのがおすすめです。そこで今回は、人工芝のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

人工芝のメリットとは?

天然芝ではなく人工芝を敷くメリットは、以下に挙げたようにいくつもあります。

いつでも美しい緑色の芝が楽しめる

天然芝は冬になると枯れたような茶色に変色します。また陽当たりなどの違いによって、緑の色合いにムラの出る場合が多いものです。人工芝なら季節や場所による変色は起こりません。年間を通して一面きれいな緑色の芝が楽しめます。

メンテナンスが容易

天然芝はイネ科の多年草であり、春から秋にかけて芝刈りや雑草取り、水やりなどこまめに手入れをしていく必要があります。その点人工芝なら、そのようなメンテナンスは必要ありません。日々の手入れの時間がなかなか取れない人でも、気軽に明るい芝生の庭が楽しめます。

維持費がほぼかからない

天然芝を維持するには、草刈機を購入する必要があります。肥料や除草剤も定期的に購入しなくてはなりません。人工芝ならそのような費用はかかりません。

虫が出にくい

人工芝を敷く際に下に敷く防草シートの効果で、人工芝の下は虫がすみにくくなります。雑草に寄ってくる虫もいなくなるので快適に過ごせます。

雑草が生えにくい

天然芝は土の地面に植えるため、雑草も一緒に生えるので除草が大変です。その点人工芝なら、施工時にまず防草シートを敷くので雑草が生えにくく、除草の手間がかかりません。

清潔な状態が保ちやすい

人工芝は、特別な手入れは必要ありません。落ち葉などが目立つ場合は掃き掃除をすれば簡単にきれいになります。土や泥で汚れが気になったら、ホースで水を掛けてデッキブラシでゴシゴシこすれば清潔な状態が保てます。

陽当たりの悪い場所など、どこにでも敷ける

天然芝は陽当たりと風通しのよい場所でよく育つため、天然芝の育成に向かない場所がでてきます。一方人工芝なら、陽当たりや風通しなどを気にせず、どこにでも敷くことができるのです。土が無く水やりもできないバルコニーやベランダにも人工芝を敷くことで、リラックスできる空間づくりが叶います。

人工芝のデメリットも知っておこう

「人工芝」というと、少し前までは一目見て人工のものだと分かるものでした。ところが最近では、パッと見では人工芝だとは気づかれないような精巧なものも売られています。さまざまな場所に敷けて美しい緑を気軽に楽しめる人工芝ですが、デメリットももちろんあります。導入する前に知っておきましょう。

季節感を楽しみたい人には不向き

天然芝は冬の間は枯れたように茶色に変色し、春から初夏にかけて青々とした美しい緑色になります。冬の間も鮮やかな緑色のままの人工芝は、季節感を楽しみたい人には不向きでしょう。冬の間も緑一色の人工芝の景観は、周囲から浮いてしまうのを気にする人には向いていません。

導入時に初期費用がかかる

手入れの大変な天然芝ですが、初期費用はそれほど掛かりません。人工芝は1㎡当たり1,000円から7,000円ほどと価格はさまざまありますが、天然芝に比べると施工費用がかかります。人工芝本体に加えて、下地材や除草シートなどの材料費と施工費用も必要です。

定期的に張り替える必要がある

人工芝は枯れないものの、使用する環境や人工芝の質などによっておよそ7~10年ごとに張り替えが必要になります。天然芝が適切に手入れをすれば20年ほど寿命があるのに比べたら、やや短いと言えるでしょう。また、業者に頼まず人工芝をDIYで敷く人も増えていて、その場合どうしてもすき間ができたり波打ってしまったりと、上手く張れていないことが多々あります。その場合、1~3年で張り替えになるケースもあります。

芝の毛が経年劣化していく

耐久性の高い人工芝ですが、芝の毛は徐々に劣化していきます。とくによく踏む場所の芝は毛が寝てしまいがちです。デッキブラシで逆方向にブラッシングすれば、寝てしまった毛を立てることはできますが、色褪せや抜け毛などの劣化は防ぎようがありません。

耐熱性に欠ける

芝生の庭でバーベキューをしたり花火をしたりして楽しみたい人は、注意が必要です。というのも人工芝は樹脂でできているため、火気厳禁。たいていの人工芝はおよそ110℃までならOKですが、バーベキューや花火を楽しみたいなら防炎機能付きの人工芝にするなど工夫が必要です。

直射日光や摩擦で熱くなる

土の地面や天然芝に比べて、合成樹脂でできている人工芝は直射日光で熱くなりがちです。とくに夏場は、素足では歩けないと感じるほど熱をもつ場合があります。そのため、夏に人工芝の庭でプール遊びなどをしたい場合には、水まきをするといいでしょう。

飼い犬が走るドッグランを人工芝で作る人もいますが、同じ理由から夏には注意が必要です。愛犬の肉球が火傷してしまう恐れがあります。

まとめ

人工芝は簡単なメンテナンスで、美しい状態を保てます。一方で初期費用がかかったり、思い描いていたような使い方ができなかったりといったデメリットもあります。一方で、手入れの手間がかかってもいいから、天然芝にこだわりたいという人もいるのではないでしょうか。

京都府宇治市で造園業を営む「ヒロオ 造園・庭園管理」では、人工芝の施工も行っています。現地調査や見積もり、ご提案は無料ですので、まずは人工芝を敷きたい場所を拝見してからご相談させてください。DIYではうまく敷けない人工芝も、プロの技術で綺麗に施工いたします。

また、「ヒロオ 造園・庭園管理」では造園だけでなく定期的にメンテナンスを行う造園管理も手掛けております。やっぱり天然芝がいいという方には、除草や芝刈りなどのメンテナンスをお引き受けいたします。まずは、お気軽にご相談ください。

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