剪定

剪定について

剪定ってどうすればよいの?するべき意味とやり方について

剪定ってどうすればよいの?するべき意味とやり方について

お庭のお手入れは日ごろから行っていないと、徐々に見た目が悪くなっていきます。整っていない樹木などを放置していると、周りの住人からのイメージも悪くなってしまうでしょう。 そのため、定期的に剪定をする必要があるものの、よく知らない状態で行ってしまうと、取り返しがつかないことになる可能性もあります。今回は、剪定をするべき理由や方法や頻度について紹介していきます。

1. 剪定をするべき理由

剪定とは植木の枝や葉を切ることで、形を整えることをいいます。植木はもちろん生きており、放っておくと次第に枝や葉が伸びていきます。 長期にわたって放置していると次第に景観が悪化し、近所の方からクレームがきてしまうことも少なくありません。このほかにもさまざまな弊害が出てくるので、ここからはその弊害について、詳しく紹介していきます。

1-1. 剪定を放置すると起こる弊害1:病害虫の繁殖

枝や葉が伸びていくことで、風通しや日当たりが悪化する箇所が出てきます。次第に植物全体の湿度が上昇し、病害虫が発生するようになります。発生すると根や枝が浸食されていき、成長のバランスが崩れていびつな成長をしてしまうのです。 さらに放置すると、ほかの植物にも悪影響が出て、住環境が悪化します。そのため、定期的な剪定が必要となってくるのです。

1-2. 剪定を放置すると起こる弊害2:負担を減らす

植物は枝や葉が多くなれば多くなるほど、全体に栄養分を行き渡らせようとします。その結果全体に回っていく栄養分が不足しがちになり、不健康な植物となってしまいます。 また、花や果実を実らせるような植物も注意が必要です。花や果実に栄養が回りきらず、不ぞろいな果実ができてしまうためです。花を眺めることが好きな方は、特に剪定をしっかりするようにしましょう。

2. 剪定を頻度と行うタイミングに関して

剪定をしないと景観が悪化するだけでなく、ご近所トラブルに発展する可能性があります。それでは実際にどれくらいの頻度でするべきか、逆にしてはいけないタイミングが存在するのかについて紹介していきます。

2-1. 剪定の頻度について

剪定の頻度は、年1~2回といわれています。剪定はあくまで樹木の形を整え、成長をサポートするために行うからです。 また、落葉樹や常緑樹といった種類が違う樹木を剪定するときもその頻度は変わりませんが、それぞれでタイミングが異なるため注意が必要です。

2-2. 剪定のタイミングについて

剪定のタイミングは剪定する植物の種類によって変わっていきます。常緑針葉樹・常緑広葉樹・落葉広葉樹でタイミングが異なりますので、それぞれ紹介していきましょう。 常緑針葉樹の剪定は、3~5月に実施するとよいでしょう。また、軽い剪定をする場合は10~11月に実施します。 常緑針葉樹は寒さに強い樹木であるため、新芽は春先となります。そのため2回目の剪定は秋である、10~11月に実施するのがベストです。なお、2回目に実施するときは、枯れ枝を中心に剪定しましょう。 常緑広葉樹の剪定は、3~6月に実施します。夏に強い植物でもあるため、2回目の剪定も8~10月ごろとなり、新芽がある程度出そろったタイミングで実施します。花芽の形成時期が木によって前後するため、花芽が出るタイミングはその都度確認しましょう。 紅葉落葉樹の剪定は12~2月に実施します。夏に成長する植物なので、2回目の剪定を行う場合は新芽の出る時期を避けて実施するようにしましょう。なお、夏に実施すると木に余計な負担を与えることになってしまいます。

3. 剪定の方法について

剪定はある程度知識を持って挑まないと、失敗しやすいものです。そこで最後に剪定の種類について紹介していきます。

3-1. 透かし

密集している枝を適度な大きさに切るなど、樹木全体の密度を下げるために行うのが透かしです。枝や葉が密集しているところに、ハサミを入れて切っていきます。 なお、透かしには枝がはみ出ているところを剪定する弱剪定、大きく育ちすぎた植物を全体的に小さくする強剪定といった2つの種類が存在します。

3-2. 切り戻し

枝を全体的に半分から1/3ほどに剪定することを、切り戻しといいます。こちらは樹幹を保ち、栄養分を全体的に行き渡らせるようにするために行います。さほど枝や葉が密集していない植物に実施することが多く、花の開花のためには欠かせない作業です。

3-3. 刈り込み

トピアリーのような造形物の形を整えるように剪定するのが、刈り込みです。剪定の中でも比較的簡単な方法であり、均一的に刈り込むことで形が整います。

4. まとめ

まとめ

庭の景観や植物の状態を保つためには、定期的な剪定を行わなければなりません。毎日するものではなく、年に1~2回実施するだけで、庭の状態を簡単に維持できます。 しかし、剪定には難しい技術も多く、枝の種類や正しい切り方なども知る必要があるため、実際に行うには難しい面があります。 京都の中心地にお住まいで庭の剪定にお悩みなら、「ヒロオ 造園・庭園管理」までお問い合わせください。お庭のプロとして、剪定から除草・掃除まで幅広く請け負っております。お庭造りでお悩みの方のご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

ページ上部へ