高くなりすぎた庭の木を剪定!剪定をする理由とその方法とは?失敗しないポイントも解説

高くなりすぎた庭の木を剪定!剪定をする理由とその方法とは?失敗しないポイントも解説

庭木が高くなりすぎていると、庭の見栄えに影響します。また、その他にもご近所とのトラブルの原因にもなります。高くなりすぎたなと感じたら、剪定か伐採が必要になります。今回は剪定するかどうかを判断するポイントと、木を剪定する方法、そして剪定する場合にはどういう点に気を付けるべきかを解説していきます。

高くなりすぎた木を剪定すると判断するポイント

庭木が大きくなった時、どういった状況になれば剪定する判断をすればよいのでしょうか?まず、伐採が必要ではないかどうかを考えてみましょう。

枯れていたり、根腐れが起こっていて明らかに木が病気になってしまったと判断されたりしたときには伐採を考えます。または根がひっくり返ってしまっていて、このまま成長したら倒木の危険がある場合には、剪定ではなく、伐採を考えます。伐採の場合には、木の廃棄も必要なため、プロに依頼するのが一般的です。

剪定は自分で行うことも可能なものもあります。しかし高すぎる木の剪定には、はしごを使用するため、素人が行うと転落の危険があります。また木の成長の度合いをプロはよく知っています。どの枝を切ると木によいのかの判断が的確です。さらには剪定によって見栄えが良い形にできるのはプロの技です。剪定を決断するポイント、しなければならない理由は次の通りです。

ご近所や通行人の迷惑になる

高く、大きくなりすぎると予想以上に上部で場所をとります。そのことで日影ができてしまったり、敷地を飛び出して邪魔になったりすることがあります。

あまりにその程度がひどい場合には伐採も考えなくてはなりませんが、迷惑になりそうならすぐ剪定する、というかたちで木を育てていきましょう。

木の成長のため

ただただ放っておいても木によくありません。剪定には木の生育を促す目的があるのです。一般的には年二回、少なくとも1年に一度は行うようにします。

余分な木や葉を切り落とすことで、必要な箇所に栄養がいきわたるようになります。栄養が集中すれば木の抵抗力も強くなり、病気や害虫の影響も受けにくくなります。間引くことで風通しもよくなり、これも成長を促したり、害虫対策になったりします。

庭の見栄えが悪くなった

ただただ成長した木は、伸ばしただけ伸ばした髪の毛のように、見栄えが良くありません。人間も、ロングヘアにする場合には毛先をカットしつつ伸ばしていきます。それと同じです。整えながらきれいな理想の形を仕上げていきます。

剪定の方法

剪定と一言で言っても、様々な方法があります。いずれかが必要か、それとも全部をする必要があるのか考え、自分で行うかプロに依頼しましょう。

切り詰め・切り戻し

どちらも枝を切って木を小さくします。切り戻しは伸びた分だけを切ること、切り詰めはそれよりも短くすることです。

芯止め

芯止めは木の先端に伸びだした枝を切ります。そうすることで、脇芽の成長を促し、木そのものの高さが出るのを抑えるのです。

刈り込み

木の形を整えるために伸びてきた枝を刈り込みます。木の形を理想に近づけることが主な目的になります。

透かし剪定

内側で混みあった枝を間引くのが透かし剪定です。不要と判断した大きな枝を根元から切り、間引くのは特に枝おろし剪定といいます。

芽摘み

芽摘みとは、木の新しい芽を手で摘むことです。芽を摘めば木の成長を緩慢にすることが可能です。また、伸ばしたくない方向を考えて摘むと形を自分の考えるように整えていくことができます。

剪定に失敗しないために

剪定をするにあたっては注意したい点があります。それは剪定を行う時期です。これを間違ってしまうと、枝が弱くなったり、逆に勢いを増して新しく枝を伸ばそうと頑張ったりします。木の種類によって適した時期が違うことに注意しなくてはいけません。

ほとんどの場合、適した時期を選んで年に二回行います。常緑針葉樹・常緑広葉樹・落葉広葉樹のそれぞれの特徴に応じて時期を選ぶ必要があります。

スギなどの常緑針葉樹は新芽が育つ前の春先3月ごろがおすすめです。常緑広葉樹は同じく新芽が出る前か新葉が落ち着く6月ごろがよいでしょう。寒さには弱いため冬の剪定は避けます。ハナミズキなどの落葉広葉樹は葉が冬に落ちるので、枝の分かりやすい冬がよいと言われています。

また、花を咲かせる木の場合は、花が咲くタイミングを意識する必要があります。咲く前に剪定してしまうと、つぼみまで取り除いてしまって花を楽しめなくなる可能性があります。剪定は花が咲き終わったあとの時期を選ぶとよいでしょう。

まとめ

高すぎるほど成長した木は、放っておくと危険な場合もたくさんあります。剪定でなく時には伐採の決意もいるかもしれません。危険な木になる前に、しっかり剪定をして高さを整えていきましょう。正しく目的と時期を理解して行えば、理想の形に仕上げることも可能です。

しかし、たとえ適した時期でもやり方を間違ってしまっては木を傷つけることになってしまいます。時期に関してもやり方に関しても素人には判断が難しい部分があります。是非プロに依頼し、素敵な庭木を手に入れましょう。

「ヒロオ 造園・庭園管理」は、庭木のプロです。剪定だけではなく後片付けの最後まで責任をもって仕上げます。お困りのことがありましたらご相談も受け付けていますので、ぜひお問い合わせ下さい。

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