造園にかかる費用は?行う作業や工事によって幅広い想定が必要

造園にかかる費用は?行う作業や工事によって幅広い想定が必要

家を新築すると、次に気になるのが庭のことではないでしょうか。また、新築でなくても広い庭を持っている方は、イメージを変えたい、手入れをしやすくしたいという希望のある方も多いでしょう。そんなときに気になるのが、造園にかかる費用です。

この記事では、造園のそもそもの意味から、具体的な方法と費用について解説していきます。希望と費用を比較検討し、理想の庭を造ることに役立てていただけたらと思います。

造園とは

造園とは、読んで字のごとく、庭を造ることです。しかし、その目的や庭の広さによって、方法は変わります。最初に思い浮かぶのが、植物や樹木を植えたり、石を配置したりすることでしょう。自然のものだけでなく、ベンチや像などを配置することも考えられます。

さらに広い庭になると、純和風の庭園やイングリッシュガーデンなど、イメージやコンセプトを持って総合的に庭を造っていくことになります。このように、さまざまな方法を駆使して、理想の環境空間を造ることが造園です。

費用について

造園と一口に言っても、その方法は多岐にわたります。そのため、かかる費用も庭の条件や内容によって大きく変わり、数万円から数百万円と幅広いものです。ここでは、費用にもかかわる、造園の具体的な方法を紹介していきます。

庭木の剪定・除草

すでに庭に樹木がある場合、剪定を行うだけで庭の印象が随分変わる場合があります。また、生垣や植え込みなど、範囲が広い場合はとくに印象を大きく左右します。庭に広さがある場合は草が生えやすいものですが、きれいに刈り込むだけでも緑の美しい庭となるでしょう。

剪定や除草の作業は、依頼する先によって料金体系が異なります。主なものは、職人にかかる日給・時給制のものと、庭木の数や植え込みの坪単価といった単価制のものの二つがあります。

日給制なら、職人一人あたり1.5~3万円が一般的な相場です。時給制なら、1時間あたり2,000~3,000円の場合が多いようです。職人の腕によって必要な時間が異なるため、日給制の方が金額の見当をつけやすいでしょう。具体的な金額については、業者や地域によっても差があるため、直接確認する必要があります。

単価制の場合、剪定を行う樹木の高さや、植え込みや除草を行う場所の面積の坪単価によって費用が決まります。樹木の高さは「低木」「中木」「高木」に大別され、多くの場合はそれぞれ1本ごとの料金が設定されています。坪単価のものは、行う作業によって料金が変わります。単価がわかっていれば費用の見当がつけやすいでしょう。

植栽

新築の場合や、お好みの樹木を植えたい場合は、植栽を行うことによって理想の庭を造ることもできます。

業者に植栽を依頼する場合は、専門知識があり、重機を使用した作業が可能であるため、依頼のパターンや選択肢も増えてきます。シンボルツリーを1~数本植えてほしいという場合から、庭一式の植栽工事をお願いしたいという場合まで、さまざまな要望を叶えてもらうことができます。新築の場合は、家の雰囲気と合わせて全体をコーディネートしてほしいこともあるでしょう。

材料費に加えて職人に対する費用もかかるため、細かい要望を出すほど費用はかかり、庭が狭い場合でも数万~数十万円かかる場合が多くあります。費用はかかりますが、適切な方法で迅速に作業してもらえることがメリットです。

造園工事

植栽に加えて、砂利を敷いたり、舗装して小道を作ったりして庭全体を作り上げていく場合は、造園工事の範囲となってきます。このような場合、50~100万円程度が相場といわれています。

植栽の場合と同様、材料費と職人にかかる費用が必要となります。職人一人当たりの費用や、何人の職人が工事にあたるのか、また工期によっても費用は変わってくるため、工事の前にしっかりと確認しておきましょう。

専門業者に任せることで、費用はかかりますが、豊富な知識や経験から適切な提案を受けることができます。また、重機による大掛かりな工事も可能であるため、理想の庭を造ってもらうことができるでしょう。事前に打ち合わせを行い、イメージや要望をしっかり伝えておくことが大切です。

造園・エクステリア工事

庭全体に加えて、門や塀、駐車場やウッドデッキなどを設置して、より素敵な空間づくりをしたいと考える方もいらっしゃると思います。その場合はエクステリア工事となり、造園業者の対応できる範囲を超えている場合があるため、一貫して行える業者を選んでおくといいでしょう。費用は100~300万円ほどが相場ですが、内容や設置したいものによって費用は大きく異なってきます。

まとめ

造園といっても、理想のイメージや庭の広さなどによってその方法はさまざまです。庭は、毎日のように目にしたり通ったりするため、手入れのしやすさを考慮しておく必要もあります。しかし、造園は作業をしたら終わりというわけではありません。植物を利用する場合はとくに、時間の経過によって変化していき、それもまた一つの楽しみ方といえます。

「ヒロオ 造園・庭園管理」は、お庭の手入れや庭造りからエクステリアに至るまで、自社で一貫して行うことができます。家の外の空間をよりよいものにすることで、お客様を笑顔にできるよう、全力でお手伝いいたします。

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