庭をはじめとする、家の外の空間をプロデュースする造園。大がかりなものになると、工事を行う必要がありますが、工事にもさまざまな種類があります。
この記事では、造園の際に行う工事について、具体例を紹介します。「こういう外観にしたいけど、工事が必要なのか？」「庭のイメージを変えたいけど、どんな方法があるのか？」という疑問をお持ちの方は、ぜひ読んで参考にしてみてください。
造園に関する工事の種類
家の外の空間の主なものは庭ですが、そのほかにも玄関までのアプローチや通路、駐車スペースなどがあり、これらを変えることで家全体の雰囲気が大きく変わります。ここでは、家の外の空間の工事について、庭とエクステリアに分けて見ていきましょう。
庭造り
庭造りに大切なことは、「こうしたい！」というイメージを持っておくことです。和風庭園やイングリッシュガーデンなど、和風なのか洋風なのかから絞っていくとイメージしやすいでしょう。家との調和を考えることも必要です。実際に見た庭や写真を参考にして、イメージを膨らませましょう。
和風の庭
和風の庭では、石畳や砂利を用いる例が多く見られ、工事は簡単なものから大がかりなものまで幅広い方法があります。石畳は、規則的に並べることで洗練されたシンプルなイメージに仕上げることができます。また、あえてさまざまな石を使ってみることで、遊び心溢れた数寄屋風の石畳にもなります。
また、砂利を使う場合は色や大きさによってイメージがガラッと変わり、さらに飛び石を配置したり、まっすぐな通路を造ったりすることもできます。ほかにも大きな石や石灯籠を配置するなど、石を使っていろいろな景観を作ることができるのが和風の庭です。
また、広い庭の場合は池や滝を造ってみたいという方もいるでしょう。料亭や庭園など、多くの人が訪れる空間にマッチします。より大掛かりな工事が必要ですが、日常生活とは遮断された和の世界観に浸ることができます。
植栽を用いることは、和の雰囲気を醸し出すことができる手軽な方法です。マツやモミジ、サクラなどの樹木から、季節を感じさせるスイセンやアヤメ、風情のあるコケなど、多くの種類があり、工事の規模もさまざまです。狭い庭においても比較的取り入れやすく、狭いスペースを和えて作って箱庭とすることも方法の一つです。
洋風の庭
洋風の庭に代表的なものが、レンガを用いた方法です。地面に敷き詰めて石畳のように使ったり、スペースを区切って花壇のようにしたりと、その使い方は多岐にわたります。家にレンガが使用されていればなおさらマッチします。レンガの色味によってあたたかいイメージを醸し出すことができます。
また、洋風の庭においても植栽は重要です。オリーブやユーカリなど緑の美しいものや、ハナミズキやミモザなどの美しい花の咲くものなどがあり、家のイメージを印象付けるものとなります。和風の庭においては、植栽は複数施されることが多いですが、洋風の庭ではアクセントとして、シンボルツリーを植えることも多くあります。
エクステリア
庭以外にも、家のイメージを形作るものがエクステリアです。主なものには、玄関周りや駐車スペース、ウッドデッキなどがあります。庭は一般に見て楽しむものですが、エクステリアは見た目を美しくすることはもちろん、機能性も持ち合わせています。
どの家にもある玄関周りの空間は、来客時にまず目につく箇所であり、通路としての使いやすさもあってほしいものです。階段やスロープを取り入れる工事を行うことで、外観の美しさと利便性を両立させることができます。
駐車スペース
駐車スペースは、車のあるご家庭なら必要不可欠なものです。コンクリートを使用した工事が多いですが、スタンプコンクリートや木材などを利用しておしゃれに仕上げている例もあります。また、自転車等を置くこともできるため、子どものいる家庭でも重宝するでしょう。
デッキ・その他
デッキを設置することでおしゃれな空間を形成し、来客スペースとして有効活用することもできます。デッキの材質にも種類があるため、耐久性に優れたものを選ぶこともできます。
そのほか、塀や生け垣を用いたり、あえて塀をなくして開放感のある外観にしたりと、エクステリア工事によってさまざまなことができます。造園というと庭のことだけを考えがちですが、心地よい空間を作るためにはエクステリアの工事も大いに役立つでしょう。
まとめ
家の外観を変える際に役立つ工事について紹介してきました。工事にも種類があり、いろいろな方法で外観を変化させることができます。庭造りやエクステリア整備など、さまざまな工事によっておしゃれな外観の家を目指してみてはいかがでしょうか。
「ヒロオ 造園・庭園管理」では、家の外の空間について、さまざまな方法でお客様の希望を実現します。造園をはじめとした、家の外の快適な空間づくりを通して、お客様のお役に立ちたいと思い、日々仕事をしています。お客様の「こうしたい！」というご希望を、ぜひお聞かせください。
