造園業と植木屋の違いは？業者をどのように選べばよいのか？

造園業者は、主に庭を造るための仕事をしています。個人宅の庭づくりだけでなく、公園・庭園などの庭づくりも行っています。自然を活かした形だけでなく、人工物を活かした形で庭を造ることが可能です。 また庭づくりの施工を行うだけでなく、そのプランを設計したり、定期的にメンテナンスしたりするなど、さまざまな作業を行っています。さらに庭づくりに関する総合的なプロデュースを行っており、公共施設の緑化事業なども行っている業者も少なくありません。造園業とはいっても各業者で得意分野などが違うので、仕事内容をホームページなどで確認してみてください。

植木屋の代表的な仕事は、植木の剪定になります。庭で生えている植木の剪定を中心とした、個人宅の庭の手入れに関する作業が主な仕事です。 植木屋という業種は、剪定を行う道具さえあれば、誰でも独立して仕事を行えます。植木屋に必要な資格も特になく、若い方からベテランの方まで幅広い年齢層の方が仕事をしています。そのため、必要な技術を有しているのかなど、しっかりとした植木屋を選ぶようにしましょう。 植木屋は、比較的小さな規模で行っているところが多くなります。造園業に比べると、植木屋は業務の範囲が狭く、個人宅の庭の作業に特化しているといえます。

植木の剪定を依頼する場合に候補になるのは、造園業もしくは植木屋になるでしょう。造園業の場合でも庭のメンテナンスを行っているので、大抵のところは剪定の依頼ができます。植木屋であれば確実に依頼先に該当するでしょう。 しかし、造園業、植木屋という理由だけで選ばない方がよいでしょう。自分が持っている要望に沿える業者であるかどうかを見極めることが重要です。剪定を行ってくれる業者は複数あるので、予算なども含めてしっかりと選ぶようにしましょう。

植木の剪定を行ってくれるところとして、シルバー人材センターがあります。シルバー人材センターは、高齢者が助け合いながら就労するために設立された公益法人です。 シルバー人材センターに剪定を依頼するメリットは、植木屋などに依頼するよりも安く請け負ってくれる、元植木職人や元庭師などのキャリアを持つ方がいるということが挙げられます。 しかし実際には、メリットよりもデメリットの方が多いといえるでしょう。植木屋などに比べると、作業のスピードが遅く、仕上がりのよさも異なります。作業の質を求める場合は、シルバー人材センターよりも、植木屋などに依頼した方がよいでしょう。

庭づくりに関して依頼する場合にも、造園業と植木屋の選択肢があります。前述の通り、造園業は庭づくりがメインの仕事になるので、スムーズに作業することができるでしょう。 ただし、庭づくりとはいっても個人宅に強いのか、公共施設に強いのかによって違ってきます。そのため、個人宅の実績があるかどうかをチェックするようにしましょう。 

庭のお手入れなどで業者に依頼するときに、全国規模の業者と地域密着型の業者のどちらにするのか迷うことがあります。ネットで業者選びをしていると、立派なホームページを持つ大手の業者を中心に選んでしまうかもしれません。 ただし、全国規模の業者でも地元の業者でも、同じ業者になることがあります。全国規模の業者の場合、地元の業者と提携していることが多いからです。知名度に左右されないように、自分たちのニーズに合った業者を選ぶようにしてください。

大事な庭に関する作業なので、お客様のことを第一に考えてくれる業者に依頼するようにしてください。さまざまな業者が参入しているので、アフターフォローなども考慮しつつ、信頼のできる業者を選ぶことが重要です。