アジサイ剪定ガイド|花を咲かせる剪定時期と方法をプロが伝授

 

梅雨の時期、しっとりと濡れながらも色鮮やかに咲くアジサイ。庭に植えたアジサイが、年々大きくなりすぎて困っていませんか?

「通路をふさいでしまった」「隣の敷地にはみ出してしまった」——そんなお悩みを抱えている方は、正しい剪定を行うだけで、美しい姿を保ちながら毎年しっかりと花を咲かせることができます。

✂ 本記事では、アジサイをきれいに咲かせる剪定方法・時期・注意点をプロ目線で丁寧に解説します!

剪定時期を間違えないで!花を咲かせるなら7〜9月が鉄則

アジサイの剪定は、見頃が終わってすぐ、つまり7月から9月初旬までに行うのがベストです。

この時期を過ぎると、翌年の花芽が枝の先に形成されてしまい、間違ってそれを切ってしまうと翌年は花が咲かなくなってしまいます。

📌 剪定は「花がしおれたらすぐ」が合図。遅れると来年の花が咲かなくなってしまいます。

剪定方法は2種類!目的別にしっかり使い分けを

■ 通常剪定|毎年花を咲かせるための基本テクニック

アジサイの基本的な剪定方法は、「花の下から2節目の部分でカット」することです。節(ふし)とは葉が生えている部分のこと。ここで切ることで、来年も同じ枝に花を咲かせることができます。

  • 花が終わった直後に実施
  • 花から下に2節目で切る
  • 伸びすぎた枝やごちゃついた部分は根元から間引く

また、枝が密集している部分は風通しが悪くなり、病害虫の原因になります。不要な枝は思い切って「すかし剪定」で間引きましょう。

■ 強剪定|大きくなりすぎた株をリセット

「アジサイが腰の高さを超えて、通路の邪魔に…」そんな場合は、思い切って強剪定を行うタイミングです。

方法は簡単。地面から2〜3節目でバッサリと切り戻すことで、コンパクトな株に整えることができます。ただし、来年はほとんど花が咲かなくなるので注意しましょう。

  • 地面から2~3節目でカット
  • 翌年は花が減るが、再来年からまた咲く
  • 数年に1回のメンテナンスとして最適
🌿 強剪定は「アジサイの断捨離」。数年育てて大きくなりすぎたら、迷わず実施しましょう。

枯れ枝や古枝の処理も忘れずに

剪定の際、意外と見逃されがちなのが枯れ枝・古枝の除去です。

枯れ枝は硬く、見た目も悪いだけでなく、他の枝とぶつかってこすれ傷がついたり、病気の温床になることも。剪定のタイミングで丁寧に除去しておくことが、健康な株を保つ秘訣です。

アジサイ剪定でよくある質問Q&A

Q. 剪定しないとどうなる?

A. 枝が伸び放題になり、風通しが悪くなって病気のリスクが増大。また花芽が減るため、花付きが悪くなります。

Q. 花が咲かない年があるのはなぜ?

A. 剪定が遅れた、または強剪定を行った翌年は花芽がないため咲きません。時期と位置がポイントです。

Q. 剪定する道具は何を使えば良い?

A. 清潔で切れ味のよい剪定バサミがおすすめ。使用前後はアルコールなどで消毒しましょう。

プロと作る理想の庭 — 株式会社ヒロオ 造園・庭園管理

「アジサイが咲かないので咲かせてほしい」というご要望をよくいただきます。この記事でご紹介したように、剪定ひとつで花はぐっと咲きやすくなります。

分からないことがあれば、気軽にお声かけください。アジサイをはじめとする庭木の剪定や植栽、年間を通じた管理をお考えなら、ぜひ株式会社ヒロオ 造園・庭園管理にご相談ください。

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